生後20日目とリント布
もう数ヶ月も前からなのですが
右手の薬指の調子が悪く
始めは小さなできもののようなものができて、それがとびひのように指全体に広がり
汁のようなものがでたり、痒みがでたりしてきました。
シロウト考えで、抗生物質でも塗っとけばいいやと、うちにあった薬を塗って絆創膏を貼っていましたが、一向に改善されず、そのまま出産を迎えました。
1回目のブログでも書きましたが、保健所で働いている伯母に指を見せたところ
「これは、カンジタかもしれない。カンジタは子どもにも感染るし、抗生物質では治らない」と言われ、一家で真っ青。
善は急げと勧めてもらった皮膚科にその日に行くことにしました。
夕方の17時を過ぎて着いた皮膚科は満車満員。
父には混んでいるかもしれないと言われて2時間くらいは待つ覚悟で文庫本を持って行き、軟骨にピアス開けた受付のお姉さんに初診の旨を伝えて待つことしばし。
10分経つか経たないかすると
「〇〇さーん」と呼ぶ声が
あれ?書き間違えかな?と思いつつ恐る恐る診察室へ
私の名前は間違えなく呼ばれており、そこには看護師さんと先生が。
患部を見せ、何ヶ月も前からこの症状で、と伝えると。
「湿疹ですねー。カンジタではなさそうです。隣の処置室で薬の塗り方とか聞いておうちでやってくださいね」
と柔道選手ぽい坊主の先生は、想像より優しい対応で診察を行ってくれました。
隣の部屋に行くと、今までに見たことのないリント布という布に薬を塗ってガーゼを貼って、これでおしまい!という感じでハキハキとした看護師さんが処置をしてくれました。
リント布は密度の濃い柔らかな素材の紙のようなもので、薬を塗るとしっとりとして紙粘土のような感じになり患部にぺったりと張り付きました。
なんでも1日に1回、お風呂に入った時にベビーオイルなどでふやかしてから石鹸で洗い流すようで、お湯だけでは何度流しても白い繊維が糊状にくっついたままで、はがれませんでした。
妊娠中から長いこと共生してきた指の湿疹は、翌日には白くなり薄くなり、見事なまでの弱りぷり。そのことを父母に話すと大変喜び、「餅は餅屋だなぁ〜早いところ専門の人に見せたらよかったねぇ」と言っていました。
普段病院に行かないのですが、このリント布なるものの構造は不思議だなぁと思いつ、皮膚科の病院の皆様に大変感謝しました。
おわり